おふみの共働き不妊治療の日々

夫32歳、妻31歳。看護師をしながら不妊治療にチャレンジしています。

人工授精後 不妊治療のしんどさを垣間見る

人工授精の後、3日、7日後に、HCGの注射を打ってもらいにいきました。

 

わたしは2交代の病棟看護師をしています。うまく休みや明けが合えば行けますが、仕事も遅いし体力もないので、日勤終わりや夜勤前は、身体的にもちません。

 

しかし人工授精後の注射の日程は、有無を言わさず提示されました。

 

 

「その日は仕事なんですけど…」

「そしたら夜の21:45に来てください」

 

 

仕事をしながらでも通えるような配慮をしてくれてます。ありがたい。ありがたいんですが。

 

クリニックまでは自転車で25分。日勤で緊張感張り詰めた中仕事を駆け抜けて、仕事終わりに25分チャリ走らせて、予約やゆうても30分は待って、痛い注射されて(痛がりなんです…)、また25分チャリ漕いで帰るのか。

 

なんだか…考えただけでげんなり。

 

追い討ちをかけるように、旦那が珍しく休みだったのに。のに、家に帰ると旦那が食べた後の食器が洗わずにおいてある。

 

そして21:45なら、夫が友達とごはん食べた後でも帰ってきてくれて、クリニックまで一緒に行ってくれるかなと思いラインすると

 

夫「それまでには終わらへんからたぶん無理やわ」

 

 

ここで完全に切れました。

 

 

仕事終わりに、夜遅く寒い中、自転車こいで、注射だけのために、なんかの病気でもないのに、痛い思いをするために出かける妻に、労いの言葉はないのか。行けなくてごめん、とかないんか。

 

てかそもそもあんたの精子が……とか、思ってはいけないことも思ってしまいます。

 

結果としては、早めにご飯が終わったので、送ってはもらえました。でも、思ってることは雰囲気悪く伝えました…笑(精子の件以外)

 

そしたら

夫「ありがとうって、思ってるけど、行動だけじゃなく言葉にも表していく」

 

え?行動…て、なに?

 

夫「だって今日だってご飯終わって帰ってきて、こうやって送ってるやん」

私「それはあんたが、妻のために能動的に早くご飯を切り上げたんではなく、偶然早くご飯がおわったから帰ってきただけじゃないん」

夫「そうやけど、でもこうやって送ってるやん」

 

なんて……なんて言い訳がましい!

送ってる、ていうのも腹立つ。

わざわざクリニックまで行ってくれてありがとう、て思ってたら、送ったってる感は出ないと思う。

 

私も…

仕事も忙しいし、正直心も体も仕事で疲れてて、さらに人工授精のあとの発熱、腹痛も結構ショックやって、このしんどい思いと、無理やり入れられる予定が、これからも続くのか……と思うと、旦那の甘えた心に合わせる余裕はゼロ、むしろマイナスでした。

 

 

ほんまに不妊治療て、女の人だけが大変になるんやな、て、実感しました。心も身体も。

そしてこんな思いでいる中、友人からラインで出産の報告がありました。その子には不妊治療してるて言うてないので、全然友達は悪くないんですが、自分はこんな感じで追い込まれてたので、

 

あ、これこの感覚、しんどい

 

とはじめて思いました。

 

 

普通の休みの日とかなら、まだ旦那の訴えや甘えも受け止める余裕があるのですが…

なんか、家庭崩壊の入り口?

 

お金は必要だけど、お金のためだけに、夫婦の仲も、自分の精神も身体も削って、赤ちゃんを作ろうとするなんて、なんか、変な感じやなぁ…

 

不妊治療、しんどい。

 

そう感じた日でした。